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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2013年09月01日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ⑨

決勝戦

 若手の日比野 対 中堅の瀬間の対決でした。
日比野は決勝戦の雰囲気に緊張したのか、硬さが出てミスを連発0-3とリードされる。リードされてから硬さが取れ本来のプレーに戻る。大切な4ゲーム目の瀬間のサーブをブレークしてから、序々にペースを取り戻し、その後は持ち前の力強いショットで瀬間との打ち合いを圧倒し6-4で取る。
 第2セットに入って流れを止めたい瀬間は、緩急を付けて相手のミスを誘い主導権を握り、6-5とリードをするが、サービスをキープ出来ず6オールとなりタイブレークに入る。タイブレーク1本目のラリーは、両者が死力を尽くし、すばらしいショットの連発でギャラリー興奮させ、明暗を分けた1ポイントでした。このポイントを失った日比野でしたが、その後プレーが冴えて盛り返し、タイブレークを危なげなく取り初優勝を飾りました。瀬間はターニングポイントでのミスが敗因であった。集中した時のプレーは一級品なので精神面のコントロールを上手くしてもらいたい。


【総括】

 今年の大会も無事、成功裡に終了致しました。昨年の大会から実感していたのですが、出場選手の新旧交代の時期に来ています。
 今年の例で見ると、20才代前後、25才代前後、30才代前後と3段階に分けてみました。
20才代(19才以下9人)では、予選11人、本戦6人(予選勝ち上がり1人を含む)、25才代予選10人、本戦6人(予選勝ち上がり1人を含む)、30才代は予選3人本戦1人となっています。
 昨年の決勝戦は、山外(20才)と尾崎(18才)の対決で山外が優勝しました。その山外が今年は予選からの出場で本戦出場はなりませんでした。準優勝の尾崎は今年は出場していません。それはランキングを上げ、全米オープンテニス大会の予選に出場していたからです。
 このセキショウ国際女子オープンテニストーナメントの本来の主旨である若手の登竜門である目的を果たしています。
昨年の大会でNO.1シードで出場した奈良選手は、1回戦で敗退しています。しかしその後、5万ドル大会で優勝を残し全米オープンに出場、苛酷な予選を勝ち抜き、本戦でも3回戦に出場するまでに成長しています。
 今回出場の選手は目先の勝利も大切ですが、本来の目標を達成する為、故障する事なくより一層の努力を継続する事が夢を実現出来るのではないでしょうか?
 一生懸命頑張って下さい。
 この大会が27年間開催出来ましたのも、関彰商事株式会社 関正夫会長、関正樹社長を初め、社員御一同様と特別後援、後援、ご協賛を頂きました各社に対し、心より感謝と御礼を申し上げます。
 来年の28回大会もよろしくお願い申し上げます。 

                               公益財団法人 日本テニス協会
                                         森 清吉
  


Posted by challenge_open at 18:14Comments(1)☆その他

2012年09月01日

セキショウ国際女子オープン2012⑧

大会7日目(シングルス本戦 準決勝)

大前VS山外
 若手対決となったこの試合、山外が予選からの6試合目となり疲労が心配でした。しかし、試合が始まると最初の2ポイントをダブルフォルトし、少し緊張していると思われたが、そのゲームをキープしてから攻撃・守備ともバランス良くプレー、終始攻撃の手を休めず一方的に押し切った。試合をするたびに良くなっているのを感じました。一方、大前は山外の強打に負けてはいけないと打ち合いましたが、山外の伸びのあるボールに差し込まれミスを連発。ミスの原因は体の開きが早かったことと、無理に打ちにいき肩に力が入り力んだことでした。ゲームを取ったときは、腰を生かした打ち方で力強いショットをしていた。その感覚を忘れずにすれば、得意なフォワハンドが生かされることでしょう。

尾崎VSワン
 本戦最年少の尾崎(18歳)も予選からの6試合目。スタミナが残っているか気がかりだったが、心配する必要はありませんでした。第2シードのワンに対し冷静にプレーし、いつもの試合と同じように強打、ドロップショット・スライスと上手に組み合わせ、ワンの調子を出させずにプレー。第1セット、ピンチも再三あったが我慢の粘りと5-11とチャンスに果敢に攻撃し第1セットを取る。第2セットに入ってからもペースをゆるめずに、ワンを圧倒しストレートで下した。試合前は難敵のワンには不利と思っていたが、予想を覆す活躍はすばらしいものでした。


 今日のシングルスの2試合はギャラリー、大会開催者もすばらしい試合であったと称賛しておりました。明日は日本人プレーヤー同士の決勝となりますが、両者のすばらしいプレーを期待しています。

                          日本テニス協会
                            森 清吉
  


Posted by challenge_open at 19:09☆その他

2012年08月31日

セキショウ国際女子オープン2012⑦

 大会6日目(シングルス3回戦)

 若手3選手、準決勝へ

尾崎VSルザンスカ
 尾崎は、出だし良く相手のサービスをブレークし2-0とリードするも、3ゲーム目の自分のサービスをキープできなかったことが後々響いた。尾崎は、第1サービスが入ったときはポイントを取る確率が高かったが、セカンドサービスの時に攻撃され、守備力の弱さを就かれ、第1セットを失う。第2セット2-2の時、ルザンスカが気持ちを悪くし、吐気をもよおし中断、MTOを取る。その後、プレーを再開し尾崎3-2とリード。終始リードを保ち第2セットを取り、セットカウント1-1とする。ファイナルセットの入り、ルザンスカはプレーを続けたが、体調が戻らず第1ゲームで棄権し、尾崎は準決勝進出を決めた。尾崎も予選から5試合、連日の暑さの中プレーを続け、かなりの疲労があると思われる。どのようにコンディションを整えられるかが、明日の試合にかかっています。

藤原VS山外
 3-3までサービスキープ。藤原が、山外のサービスをブレークするもブレークバックされ、4-4。山外はサービスをキープし5-4とする。藤原0-30となり3本目のポイントで山外のストリングが切れ、それから連続してポイントを失い5-5。また、山外がサービスを落し、6-5藤原リード。藤原40-0とセットポイントを握ったが、山外が40-30と追い上げたが、グランドストロークをミスし、藤原が第1セットを取る。
 山外がアンラッキーだったのは、藤原に4本もネットインでポイントを取られたことと、ストリングが切れコントロールができなかったのが痛く、第1セットを失った原因でもある。第2セットに入り藤原の疲労が目につき、早くポイントを取りたくなり、必要以上に強行しミスを重ね、第2セットを失いセットカウント1-1となる。ファイナルセット、藤原は疲れだけでなく左足太股を痛め、動きも悪く3-2とリードされたときに、MTOを取り治療(テーピング)する。藤原は、知力、気力、技術力等を駆使し戦うも残念ながら故障の影響が大きく敗退。藤原は負けはしたが最後まで勝とうとする闘志を、若手が見習ってほしいものです。山外は、ミスも多かったが、自分の持ち味である攻撃をゆるめなかったことが勝利の一因である。

大前VSキム
 第1セット、お互いの良さを出しながら5-5となる。キム6-5リードとしたところで、大前は凡ミスが出て第1セットを失う。第2セット、大前は、腰を落とし膝を曲げてからバックハンドのミスがなくなり、得意のフォアハンドで攻撃、徐々にキムのミスを誘い常にリードする。大前はブレークした後すぐにブレークバックされる展開であったが、4-4からキムのサービスが狂いブレークし、大前5-4と先行。ここで、キムが腰の痛みでMTOを取る。再開するも大前がキープしセットオールとした。ファイナルセットでも大前は先にブレークするもブレークされたが、2-2からブレークして3-2。その後、大前はサービス40-0からデュースまで粘られたが、得意のフォアのストレートを2本決めて、4-2とリード。次のキムのサービスもブレークし5-2となる。ここで決められるかと思ったが、キムの開き直りのフォアハンドショットが決まり5-3。ここからキムのショットに力が入り過ぎてミスを連発。大前が接戦を制して勝利を得た。大前は、ブレークはするが、ブレークバックが多く、今後はサービスの切れ、コントロール、コースの打ち分け等、一考を要したい。


                                  日本テニス協会
                                    森 清吉
  


Posted by challenge_open at 19:50☆その他

2012年08月27日

セキショウ国際女子オープン2012③

 予選第2日目、本戦出場を目指して熱戦が繰り広げられました。今日の試合では、鮎川(17歳)、美濃越(20歳)、山外(20歳)、尾崎(18歳)、布目(20歳)の若手が勝ち上がり、その他の日本選手では田中(25歳)が、韓国のキム、イギリスのエミリーを含めて8人が本戦出場を果しました。
 昨年から始まった日本人の新旧交代が一層進み、明日から始まる本戦では、予選を勝ち上がったことで満足するのではなく、この大会の趣旨である「世界に羽ばたく活躍」を期待したいものです。
 本戦がいよいよ始まりますが、日本選手が17人出場し、奈良が第1シード、波形が第3シード、藤原が第8シードになっています。ワイルドカードで出場の地元 菅村(筑波大学)、祢宜(藤代高校)、茨城県出身で15歳の森崎(富士見丘高校)と、全日本学生3連覇の桑田(早大)がどのようなプレーをするのか楽しみです。
 日本のプレーヤーも多数出場しますので、是非、ご観戦に来て熱い声援を送ってください。
  


Posted by challenge_open at 21:30☆その他

2012年08月26日

セキショウ国際女子オープン2012②

 いよいよ、熱い戦いが開始されました。本戦出場を賭け、予選には32人中、日本選手が28名、外国人選手が4名となりました。日本選手では、ベテラン・中堅・若手の対戦がありましたが、実力者が勝ち上がっています。
 ワイルドカードで出場した4人のジュニアの加藤木(水戸市立第一中学校)、古川(東洋大附牛久高校)、震災復興枠で昨年も出場した橘(日大東北高校)は残念ながら敗退しました。勝敗は別として、普段では得られない経験を積むことが出来たことでしょう。課題として挙げられるのは、スピード、コントロール、カバーリングと多々ありますが、特にスピードに対応できなかったのが大きな原因だと思います。これからは、この経験を生かし日常の練習・試合に生かし、次なる飛躍を望みます。
 もう1人のワイルドカード出場した鮎川(ロイヤルSC)は先週の毎日トーナメント準優勝の勢いを生かし、サブシードの小沢(フリー)に完勝し、決勝ラウンドに進出。また、優勝した山外(志津テニスクラブ)も危なげなく勝っています。明日は、本戦を賭け今日よりもより一層熱戦が期待できそうです。
 残念なのは、予選の第1シードの二宮(西宮甲英高等学院)が大西(ノアインドアステージ)にフルセットの末、敗退した一戦が気になりました。

                                  日本テニス協会
                                    森 清吉
                             
  


Posted by challenge_open at 16:00☆その他

2011年09月06日

セキショウチャレンジオープン③

 大会コメンテーターの森清吉さんに大会を振り返っていただきました。

 先ず申し上げるべきは、全体的にレベルが高い大会であった。
 次に、選手の故障(ケガ)が多い大会でもあった。(同時期に行われていた全米オープンテニスでも日本人プレーヤーのリタイヤが多かった)試合に挑むコンディション、過密スケジュール、自分自身の体調管理 等、もう一度考えるべきである。(去年の場合には、熱中症でのリタイヤがあったが)
 また、台風の影響で、つくばでの開催日が少なかった(木・金・土の3日間を大洗の室内コートに移動)。地元テニスファンにとって残念であった。

 若手プレーヤーの活躍が目を引いた。
 昨年ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の江口選手は、地元でありまた昨年のウィンブルドンジュニア準優勝の石津選手を2回戦で破り、ベスト4まで進出した。この1年間での進歩はすばらしかった。
 一方、石津選手は、昨年ベスト4に残り、ランキングも上がりシードも付き、優勝も出来るのではないかと期待したが、調子が上がらなかったことが残念であった。今後は、練習の質・量、調整を検討する必要があると思う。今後の更なる成長に期待したい。
 優勝した中村選手は、左ヒザのケガでランキングを落としているが、元全日本チャンピョンであり実力もあります。ケガが回復すれば、優勝するのはおかしくないでしょう。1回戦で高雄選手に苦戦したが、序々に調子を上げ、見事、初優勝を勝ち取った。今後は、体調に留意し、来年にはグランドスラム大会での活躍を期待したいと思います。
 東日本大震災の復興支援ということで、隣県である福島県のジュニア選手が予選のワイルドカードで出場しました。他の選手にも刺激を与えた事でしょう。
 久しぶりに日本人選手の優勝ですが(4年振り)、来年は若手選手の優勝を期待したいと思います。



シングルス表彰式 優勝 中村藍子選手



シングルス表彰式 優勝 中村藍子選手・準優勝 チャン チン ウェイ選手



ダブルス表彰式 優勝 チャン チン ウェイ選手・シュウ ウェン シン選手



ダブルス優勝の チャン チン ウェイ選手・シュウ ウェン シン選手の笑顔
  


Posted by challenge_open at 18:55Comments(0)☆その他