2012年09月02日
セキショウ国際女子オープン2012_大会最終日
大会最終日(シングルス本戦決勝)
若手選手の躍進
山外VS尾崎
セキショウ国際女子オープンの開催が26回となりますが、予選から出場の2選手が決勝戦に進出し優勝をかけた試合は初めてです。また、若手プレーヤーがベテラン選手に挑戦し、この炎天下のなか最後まで活躍したことに賞賛します。
第1セットは途中で雨が降り中断したが、少しの時間で再開。山外の強打が冴え5-0とリード。セットポイントを取るが逃したことが響き、5-3と追い上げられる。ここで尾崎がチャンスボールのフォアハンドボレーのミスが出て、山外が6-3で逃げ切る。
第2セットは尾崎が第1セット後半から調子を取り戻し2-1とリード。ここでまたも雨のため1時間40分の中断。この中断がどちらの選手に流れが向くか?再開後のゲームで尾崎はデュースゲームを取って先行し、6-1で取りセットオールとする。
ファイナルセットは尾崎のサービスで始まったが、サービスをキープすることができずにブレークされる。山外は確実に自分のサービスをキープし優位に進める。尾崎は第2セットを取って気が緩んだのかミスが多くなり山外が4-0とリード。尾崎がここで粘りを発揮し4-1となるが、連戦の疲れか元に戻すことができず6-1と山外が取り、初優勝を飾った。
両選手は昨日での好試合、決勝戦での自分の持ち味を出し切って戦っていた。これから国内での大会が続きますが、体調を整えてより一層の活躍を期待します。この大会に日本テニス協会の盛田名誉会長が、若い2人のプレー観戦のために来場してくれたことは、選手はもちろんのこと関係者もたいへんな喜びでありました。
最後になりますが、大会初日に申し上げたように、新旧の過度期、世代交代が浮き彫りになった大会でした。ベテラン選手も簡単に若手選手に勝たさぬよう奮起をしてもらいたい。上位に進出できなかった若手選手も猛練習をし、来年は好成績を期待します。
日本テニス協会
森 清吉
若手選手の躍進
山外VS尾崎
セキショウ国際女子オープンの開催が26回となりますが、予選から出場の2選手が決勝戦に進出し優勝をかけた試合は初めてです。また、若手プレーヤーがベテラン選手に挑戦し、この炎天下のなか最後まで活躍したことに賞賛します。
第1セットは途中で雨が降り中断したが、少しの時間で再開。山外の強打が冴え5-0とリード。セットポイントを取るが逃したことが響き、5-3と追い上げられる。ここで尾崎がチャンスボールのフォアハンドボレーのミスが出て、山外が6-3で逃げ切る。
第2セットは尾崎が第1セット後半から調子を取り戻し2-1とリード。ここでまたも雨のため1時間40分の中断。この中断がどちらの選手に流れが向くか?再開後のゲームで尾崎はデュースゲームを取って先行し、6-1で取りセットオールとする。
ファイナルセットは尾崎のサービスで始まったが、サービスをキープすることができずにブレークされる。山外は確実に自分のサービスをキープし優位に進める。尾崎は第2セットを取って気が緩んだのかミスが多くなり山外が4-0とリード。尾崎がここで粘りを発揮し4-1となるが、連戦の疲れか元に戻すことができず6-1と山外が取り、初優勝を飾った。
両選手は昨日での好試合、決勝戦での自分の持ち味を出し切って戦っていた。これから国内での大会が続きますが、体調を整えてより一層の活躍を期待します。この大会に日本テニス協会の盛田名誉会長が、若い2人のプレー観戦のために来場してくれたことは、選手はもちろんのこと関係者もたいへんな喜びでありました。
最後になりますが、大会初日に申し上げたように、新旧の過度期、世代交代が浮き彫りになった大会でした。ベテラン選手も簡単に若手選手に勝たさぬよう奮起をしてもらいたい。上位に進出できなかった若手選手も猛練習をし、来年は好成績を期待します。
日本テニス協会
森 清吉
2012年09月01日
セキショウ国際女子オープン2012⑧
大会7日目(シングルス本戦 準決勝)
大前VS山外
若手対決となったこの試合、山外が予選からの6試合目となり疲労が心配でした。しかし、試合が始まると最初の2ポイントをダブルフォルトし、少し緊張していると思われたが、そのゲームをキープしてから攻撃・守備ともバランス良くプレー、終始攻撃の手を休めず一方的に押し切った。試合をするたびに良くなっているのを感じました。一方、大前は山外の強打に負けてはいけないと打ち合いましたが、山外の伸びのあるボールに差し込まれミスを連発。ミスの原因は体の開きが早かったことと、無理に打ちにいき肩に力が入り力んだことでした。ゲームを取ったときは、腰を生かした打ち方で力強いショットをしていた。その感覚を忘れずにすれば、得意なフォワハンドが生かされることでしょう。
尾崎VSワン
本戦最年少の尾崎(18歳)も予選からの6試合目。スタミナが残っているか気がかりだったが、心配する必要はありませんでした。第2シードのワンに対し冷静にプレーし、いつもの試合と同じように強打、ドロップショット・スライスと上手に組み合わせ、ワンの調子を出させずにプレー。第1セット、ピンチも再三あったが我慢の粘りと5-11とチャンスに果敢に攻撃し第1セットを取る。第2セットに入ってからもペースをゆるめずに、ワンを圧倒しストレートで下した。試合前は難敵のワンには不利と思っていたが、予想を覆す活躍はすばらしいものでした。
今日のシングルスの2試合はギャラリー、大会開催者もすばらしい試合であったと称賛しておりました。明日は日本人プレーヤー同士の決勝となりますが、両者のすばらしいプレーを期待しています。
日本テニス協会
森 清吉
大前VS山外
若手対決となったこの試合、山外が予選からの6試合目となり疲労が心配でした。しかし、試合が始まると最初の2ポイントをダブルフォルトし、少し緊張していると思われたが、そのゲームをキープしてから攻撃・守備ともバランス良くプレー、終始攻撃の手を休めず一方的に押し切った。試合をするたびに良くなっているのを感じました。一方、大前は山外の強打に負けてはいけないと打ち合いましたが、山外の伸びのあるボールに差し込まれミスを連発。ミスの原因は体の開きが早かったことと、無理に打ちにいき肩に力が入り力んだことでした。ゲームを取ったときは、腰を生かした打ち方で力強いショットをしていた。その感覚を忘れずにすれば、得意なフォワハンドが生かされることでしょう。
尾崎VSワン
本戦最年少の尾崎(18歳)も予選からの6試合目。スタミナが残っているか気がかりだったが、心配する必要はありませんでした。第2シードのワンに対し冷静にプレーし、いつもの試合と同じように強打、ドロップショット・スライスと上手に組み合わせ、ワンの調子を出させずにプレー。第1セット、ピンチも再三あったが我慢の粘りと5-11とチャンスに果敢に攻撃し第1セットを取る。第2セットに入ってからもペースをゆるめずに、ワンを圧倒しストレートで下した。試合前は難敵のワンには不利と思っていたが、予想を覆す活躍はすばらしいものでした。
今日のシングルスの2試合はギャラリー、大会開催者もすばらしい試合であったと称賛しておりました。明日は日本人プレーヤー同士の決勝となりますが、両者のすばらしいプレーを期待しています。
日本テニス協会
森 清吉