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2014年08月30日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2014⑤

29日 本戦4日目。

 第2シードの日比野は、同年代の加藤に1回戦 46,75,RET(加藤の怪我)で勝ち、昨日の2回戦は予選勝ち上がりのティアン(中国)に第1セットを取られるが、46,64,62と逆転勝ちした。
今日は、ベテランの藤原と対戦であったが、藤原の持味のプレーをさせずに61,61と完勝。明日の準決勝に進出した。去年より、全てのショットが進歩しており、特にサーブ力が格段に良くなっているのが目についた。

波形は、昨日の2回戦はザン(中国)と59,64,75と接戦を制し準々決勝を進出した。
今日は第1シートの瀬間に62,61と完勝したタナスガーン(タイ)と対戦。タナスガーンはグランドスラム大会にも何度も出場していた選手で、特にグラントストロークが上手く難敵であったが、相手を走らせミスを誘ったのと、長身からのサーブで得点を重ね、第1セット62, 第2セットは後半に少し追い上げられたが、63で取り準決勝に進出した。

 明日準決勝の波形と対戦するウォンテンチャイ(タイ)は、ここまで日本選手との対戦は無く、昨日は第5シードのハンに62,61と完勝、今日も第3シードのシュウに第1セットは75と苦戦するも第2セットは61と圧倒している。
 波形は、苦戦しつつも序々に調子を上げており、今日対戦したタナスガーンよりもプレーしやすいと思われます。
 日比野は、予選上りのチャン(中華台北)と対戦。チャンは第4シードのエリッチ(セルビア)、第6シードのハン(中国)に勝っている実力者で、グランドストロークは、フォア、バックハンド、共に欠点の無い選手である。両者強打の打ち合いになるが、予選からのチャンは6試合目となり疲れが残っているか? 日比野は4試合目、19才と若く、今日は自分のプレーをして完勝しているので、体力的にみても有利でしょう。
もう一段ギアを上げてすばらしいプレーを見せてもらいたい。


                  関東テニス協会 常務理事 森 清吉

  


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2014年08月26日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2014③

 本線第1日目

 ワイルドカードで出場の菅村(筑波大)、古川(筑波大)、鮎川の3人はいずれも第1セットを取られ苦戦中です。
2度目の降雨のため中断し、そのままキャンセルとなり明日に順延となりました。
 最後の一球まで全力で奮闘してもらいたい。

 明日は上位シードが出場します。
 第1シードの瀬間は予選勝ちあがりの喜島と対戦、優勝1番手であり順調に勝利したいところです。
一方の喜島は得意の強打のフォワハンドでどこまで瀬間に打抗できるのか楽しみである。

 第2シードの前年優勝の日比野は、加藤(未)と19才と同年代の対戦。2人共ランキングを大幅に上げており熱戦が期待できそうです。

 ワイルドカードの最後の1人は茨城県高校総体優勝の押野(つくば国際大学東風高校)、対戦者は
予選からの久見。
 グランドストロークが安定している久見に対しどのような戦い方をするか?
久見の堅守に対し、果敢に攻撃し破ることができればチャンスがあります。

 その他の選手では、昨年準々決勝に進出した澤柳(19才)は予選からのチャン(中華台北)。
チャンは予選第4レードの岡田上に完勝しており、昨年より上位を目指す澤柳にとっては侮れない相手です。


               関東テニス協会 常務理事 森 清吉

  


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2014年08月22日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2014①

こんにちは。
 テニス愛好者の皆様、お待たせ致しました。
今年もいよいよ「第28回セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2014」が筑波北部公園テニスコートで、予選が8月24日・25日の2日間、本戦は26日から31日の6日間開催されます。
 
 今年の本戦出場者は日本選手12人(ワイルドカードを含む)、9ヶ国12人と予選勝ち上がりの8人で優勝を目指して熱戦が繰り広げられます。

 昨年の予選成績は日本選手4人、外国人選手4人でしたが、今年はどの様な結果になるでしょう。
今回、本戦入りを目指す上位選手には、昨年予選を突破した澤柳選手、またストレートインで出場していた岡田上、田中(優)選手等がいます。
 その他、若手の岡村、喜島、牛島、山本(ひ)等が虎視眈々と本戦入りを狙っています。
 このセキショウチャレンジオープンは、世界を目指す登竜門の役割を主旨としており、若手の活躍を期待するところです。

 本戦の展望ですが、昨年ノーシードから見事優勝を果した日比野選手は、WTAランキングを221位まで上げ、シード選手として連覇を狙える位置にいます。
 対抗選手の1番手は、昨年決勝戦で涙を飲んだ瀬間詠里花選手でしょう。本来の実力を発揮する事が出来れば優勝するチャンスは十分にあります。課題を上げれば精神面のコントロールではないでしょうか?リベンジマッチを期待しています。
 その他、加藤(未)も昨年予選を勝ち抜き、ランキングも644位から294位と大幅にヂャンプアップしています。上り調子の選手と対戦する上位選手は要注意でしょう。ベテラン実力者でグランドスラム出場経験のある波形選手は、体調が万全であれば上位進出は可能でしょう。
 昨年の例もあり、誰でも優勝のチャンスはあるので思う存分に実力を発揮し、すばらしいプレーを見せてギャラリーを興奮させてほしいものです。

 1昨年出場していた奈良選手は、今では世界で活躍中であり、1日も早く同じ土俵で戦うことを願っています。最後に、地元の菅村・古川(筑波大)や、高校生の押野(つくば国際大東風高)、中沢(藤代高)、加藤木(水戸啓明高)が出場するので応援をお願いします。

                    関東テニス協会 常務理事 森 清吉
  


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2013年08月31日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ⑧

 ダブルスの決勝戦は地力に優るチャン/シュウ組が終止圧倒、ダブルスでは自信を持ってプレーするチャンにつられ、シュウも伸び伸びとプレーをして優勝しました。チャンは3度目の優勝となります。

シングルス準決勝、日比野対加藤
 日比野は出だしからスピード、コントロールもあるショットを連発、一方的に攻め6-0で取る。加藤は疲労が取れていないのか、日頃の動きもなく、凡ミス繰り返しリズムを作る事が出来なかった。
 第2セットに入ってから、加藤はところどころで持ち味を出したが、勝負所でミスが出て日比野に敗れた。今日の日比野は良い面と悪い面が出た一戦でした。

エリッチ対瀬間
 第1セットは、瀬間のプレーに力が入り過ぎ、エリッチの癖球にミスを重ね取られる。
 第2セットに入りペースを変えた瀬間は、ペースを取り戻し第2セットを取る。
 ファイナルセットは終止リードされたが、3-4からの8ゲーム目、ピンチの連続だったが、相手の攻撃を防ぎ4オールとなる。次のサーブ全部ファーストサーブが入り5-4とリードする。ここでエリッチが右腕の故障でメディカルタイムアウトを取り、ペースを崩しにかかるが、瀬間は集中力を切らさず相手のミスを誘い勝利に結びつけた。

最後に、
 日比野対瀬間。どちらが勝っても初優勝です。
日比野は決勝まで順調に勝ち進みました。決勝戦は初めての進出。決勝戦は今までと違い独特の雰囲気があります。本来のバランスの良い伸び伸びしたプレーが出来れば優勝するチャンスは十分あるでしょう。
 瀬間は準々決勝、準決勝とファイナルセットまで持ち込まれ勝ち抜いての決勝進出。瀬間は試合経験も豊富なので、若手で伸び盛りの日比野のプレーに対し、どの様なプレーで対応するのか?強打の応酬となるので楽しみな一戦です。

                         公益財団法人 日本テニス協会
                                   森 清吉
  


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2013年08月30日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ⑦

澤柳対日比野
 澤柳は、昨日危惧した通りになってしまいました。今日は左足のテーピングは巻いていなかった。少しは回復したのか期待したが、疲労の度合いが酷く日頃の溌剌したプレーを発揮する事が出来なかった。
 いつもは、自分のヒッティングポイントでボールを打っていたが、故障の影響で打つ時に溜めが無く、早く打つため、ボールに威力が無くコースも読まれ、ミスも早くなってしまった。本来の体調で対戦すれば、この様な簡単な内容にはならなかったでしょう。
 大会では、1回戦から決勝まで5試合を要するので、その分の体力は必要です。
 技術、精神は勿論ですが体力の強化に努めてもらいたいものです。

「心・技・体」
 日比野は今日で3試合目。体力的にも1・2回戦を無難に勝ち進んでいたのでスタミナは十分。日比野はバランスが良いので無理がありません。フォワ、バック共に欠点が無く、攻撃も出来るし、チャンスとなればネットにでる積極性も有ります。気になった点は、サービスでのスイングスピードが無かったが、最終ゲームでの2本のサーブスを見ると心配する事は有りません。フォームも良いので気持ちの問題でしょう。すべての点でバランスが良いので期待が持てる選手です。より一層の努力でレベルアップを計って下さい。

ハン対瀬間
 瀬間は、昨日の予想通りのプレーで第1セット6-1、第2セット5-2とリードする。勝ちが見えたところでミスをしないようスピードを落とした為、ハンの攻撃を許し5-7で取られる。
 今日は温度が高いため、ヒートルールが適用10分間の休憩を生かした。瀬間は本来の調子を取り戻し、相手の勢いを止めファイナルは6-1で取り準決勝に進出。リードしてもちょっとした油断からピンチを迎えた一戦であった。

ヨャン対加藤
 加藤は今日で5試合目。昨日はフルセットの接戦で勝利したが、今日も中国選手との対戦。昨日と同じ様なプレースタイルなので、同じ戦法が通じるかどうか?
 第一セットの出だしは相手の強打で2-0とリードされるが、加藤は序々に相手のペースを崩しミスを誘い、第1セットを6-3で取る。第2セットに入っても、加藤は相手の攻撃を、緩急を旨みに使い、相手の反撃を許さずストレートで勝利した。加藤の勝利に対する執念と図太さが見られた戦いであった。ギャラリーも加藤のプレーに拍手を送っていた。

いよいよ準決勝です。

日比野対加藤
 18才同志の対決です。ここまで苦戦をせずに勝ち上がった日比野に対し、加藤は6試合目。日比野はダブルスも出場していて7試合目。シングルスの運動量とダブルスの運動量とは格段の差があります。
 加藤はどこまでの疲労回復が取れているのでしょうか?日比野はバランスが良く高い打点からの攻撃でチャンスを生かせるか?
 加藤は連日中国選手の攻撃に対し、すばらしいカバーリングで勝利を得ている。個性的な加藤と、オーソドックスな日比野の戦いはどちらが勝利を得るでしょうか? 楽しみな一戦です。

ドロテヤ対瀬間
 唯一シードをキープしている瀬間。今日は油断から第2セットを失いました。昨日の一戦は、この様な事は無いでしょう。ドロテヤは左利きのサーブとバックの強打が持ち味。フォワハンドはトップスピンで打つが、スピードが無いので瀬間は対処しやすいでしょう。緩急を付けてペースを崩し、最後のポイントまで集中し、プレーが出来れば勝利は間違いないと思います。


ダブルス決勝
リー/宮崎 対 チャン/シュウ
 第1シード組に勝った、リー/宮崎組と、第2シードのチャン/シュウ組が優勝を賭けて戦います。
 チャンはパートナーは異なりますが、2008年と2011年に優勝しているダブルスが得意な選手です。今年もパートナーのシュウを上手に導き、3回目の優勝を目指します。
 一方、リー/宮崎組は初めての決勝進出、二人とも派手さはありませんが、基本に忠実なプレーをしっかりしており、ダブルスの参考になるのではないでしょうか?
 実力的には、チャン組が優勢ですがダブルスは一つの流れにより大勢が変わりますので、最後まで勝敗はわかりません。

                         公益財団法人 日本テニス協会
                                   森 清吉

  


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2013年08月29日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ⑥

 ベスト8を賭けた2回戦。

 若手対決。昨日は第1シードを破った澤柳、地元ワイルドカード対戦で勝利した古川の一戦。澤柳の左足には予選2回と、昨日の激闘の影響か、テーピングが巻かれていた。心配をしたが、実力と実績に優る澤柳が古川の挑戦を退けてベスト8に進出。古川もこの所テニスの質が向上していたが、歯がたたなかった。
 第2シードの瀬間は、インカレ3連覇の桑田との対戦。桑田のサーブが思いの他悪く、ラリーでも早目にミスを重ね、ペースが掴めず敗退。本人としては不満が残る試合だったでしょう。今後の奮起を望みたい。瀬間は徐々に調子を上げているようである。
 日比野対牟田口。オールラウンドプレーをする日比野に対して牟田口は、試合にはなったが、いつもより動きが悪く、第2セットは接戦に持ち込んだが力が尽きて敗退。
 岡田上は全日本チャンピオンの高雄に勝った勢いで、第4シードの波形に勝ったドロテヤ(セルビア)との対戦。ドロテヤのサウスポーからのサーブと高い打点からのバックハンドの強打に対処出来ずに完敗した。
 加藤対リュウ。加藤は、体格は劣るものの、持ち前のフットワークの良さを生かし、多彩なショット、緩急を上手く使い、リョウの強打に対抗。最後はリョウに単調な攻撃をさせ、ミスを誘い勝利を得た。この暑さの中で最後まで戦意が衰えないガッツあるプレーに対し賞賛したい。
 明日は5試合目となるので、かなり体力を消耗し、疲労があるでしょうが、ガッツ(気力・根性)で乗り切ってすばらしいプレーを見せてもらいたい。
 田中(真)は善戦をするも、もう一歩のところでミスが出て負けた。これからは「この一球」「この一本」という大事なポイントでのショットを研いてもらいたい。

 明日は準々決勝。

 澤柳対日比野、18才同年令の試合は、今後の日本女子の代表を競うライバル対決。
 5戦目になる澤柳は左足の故障の状態が心配になります。楽に勝ち進んできた日比野が優位ですが、どの様な内容のある質の高いプレーを楽しみたい一戦です。
 実力を発揮中の瀬間は、田中(真)を下した予選から勝ち上がりのハン(韓国)との対戦。
 左利きの相手にどの様な戦法を取るのでしょうか?瀬間の緩急を付けた配球に対し、ハンは強打で対抗するも、要所要所での瀬間の強気なショットが勝利を得るのではないでしょうか?
 本日は、日本フェデレーションカップ代表監督である 吉田 友佳さんが試合を観戦(若手選手の視察)にいらっしゃいました。

                         公益財団法人 日本テニス協会
                                   森 清吉
  


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2013年08月27日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ④

 本戦が開始されました。
 昨年も1回戦で第1シードの奈良が美濃越に負け、第4、第5シードの外国選手が敗退。
 今年も、第3シードの穂積と第4シードの波形が相次いで1回戦で早くも敗退。
 穂積は、攻撃しチャンスを作るが大事なポイントでミスを重ね、相手に流れを渡してしまった。ラリーでも、もう少し辛抱すれば反撃する事が出来たところを、打ち急ぎによりミスが出て負けてしまいました。
 波形は、自分のテニスを見失っていると思われる。今までは相手が攻撃してきても、余裕を持って返球していたが、今日は早く反撃しなければと思ったのか、無理な攻撃で力が入り過ぎて、ミスを連発し敗退した。
 ワイルドカード対決の桑田対森崎の一戦は昨年も1回戦で対戦。
 森崎は内容的にはゲームポイントを取るところまで行くが、あと1本が取れずに負けた。森崎は、この1本をどの様に取るかを勉強してもらいたい。
 桑田は昨年2回戦で敗退しているので、今年は2回戦の壁を越えてもらいたい。順当に行けば2回戦で第2シードの瀬間との対戦となるのでどの様なプレーをするか楽しみである。
 地元対決の古川対西田は、大学生の古川が一日の長で第1セットの接戦を制し、そのまま押し切って勝った。
 明日は、第1シードのサンダース(オーストラリア)に予選を勝ち上がった澤柳が挑戦。
 澤柳は予選でコートにも慣れ、グランドストロークも安定しております。サンダースとの打ち合いに耐えて積極的なプレーを展開、活路を見つけ勝利に結び付けてもらいたい。
 第2シードの瀬間はアメリカ帰りなのでコンディションがどうでしょうか?この辺で優勝し、ランキングを上げるチャンスではないでしょうか?
 その他では、人気NO.1の美濃越対個性的なプレーの加藤の対戦に興味があります。

                  公益財団法人 日本テニス協会
                         森 清吉
  


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2013年08月26日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ③

 本戦出場を目指し、予選最終ラウンドが行われました。8選手が本戦に上がりますが、激戦が繰り広げられました。特に注目の一戦は、昨年の全日本テニス選手権決勝の再現となりましたが、高雄が昨年のセキショウオープン優勝者の山外を再び下し、本戦出場権を獲得。若手の澤柳(18)、加藤(18)、牟田口(19)も本戦への初出場を果たしました。その他の日本人選手の宮村、二宮、米村、宮崎は接戦の末に外国人選手に敗退しました。

 明日から本戦が始まりますが、第3シードの穂積、第4シードの波形、第8シードの今西は外国人選手との対戦。第7シードの田中真梨は田中優季の同姓日本人選手同士の対決。シード選手の実力を発揮し、勝利するのが楽しみです。ワイルドカードの出場選手の4人はそれぞれワイルドカード同士の対決となりました。地元の大学生の古川(筑波大学)と高校生の西田(東洋大学附属牛久高校)の同高校の先輩後輩対決。もう一つは、ユニバーシアードで活躍した桑田と地元茨城出身で期待の森崎(富士見丘高校)の対戦。インカレ3連覇に対し、個性豊かなプレーをする森崎がどのようなプレーをするのか楽しみです。

                  公益財団法人 日本テニス協会
                            森 清吉
  


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2013年08月23日

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ①



 テニス愛好者の皆様、また「セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013」が開催されます。
 昨年は若手の活躍が目立ち、決勝戦は山外VS尾崎の決勝戦となり、山外が初優勝をしました。今年はどの様な戦いが繰り広げられるでしょうか?

 本戦には、24人中17人の日本人選手が決定しました。実力者の瀬間姉妹、進境著しい穂積、全米オープンにも出場した事もあるベテラン波形、今年のユニバーシアード大会で活躍しWCで出場の桑田と、多士済々です。

 予選には昨年優勝した山外が今年も予選からの出場(本来なら本戦出場していなければ)で予選を勝ち抜き連覇を目指してもらいたいものです。その他出場選手にはベテラン・若手と本戦を目指し熱戦を期待出来そうです。その中でも、ブリヂストンオープンで優勝した秋田が昨年の山外と同じ様な活躍が出来るかも一つの楽しみです。後は、地元からのWCで出場の高校生・大学生 等がどこまで戦えるかも一つの見所だと思います。

 予選は日曜日から始まりますので、日曜日から次の日の見所をコラムしますのでお楽しみくださいませ。是非、選手のプレーを会場に来てご観戦ください。よろしくお願いいたします。

                                       公益財団法人 日本テニス協会
                                                 森 清吉

※8月20日時点でのエントリー選手より

  


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2012年09月02日

セキショウ国際女子オープン2012_大会最終日

大会最終日(シングルス本戦決勝)

若手選手の躍進

山外VS尾崎
 セキショウ国際女子オープンの開催が26回となりますが、予選から出場の2選手が決勝戦に進出し優勝をかけた試合は初めてです。また、若手プレーヤーがベテラン選手に挑戦し、この炎天下のなか最後まで活躍したことに賞賛します。

 第1セットは途中で雨が降り中断したが、少しの時間で再開。山外の強打が冴え5-0とリード。セットポイントを取るが逃したことが響き、5-3と追い上げられる。ここで尾崎がチャンスボールのフォアハンドボレーのミスが出て、山外が6-3で逃げ切る。

 第2セットは尾崎が第1セット後半から調子を取り戻し2-1とリード。ここでまたも雨のため1時間40分の中断。この中断がどちらの選手に流れが向くか?再開後のゲームで尾崎はデュースゲームを取って先行し、6-1で取りセットオールとする。

 ファイナルセットは尾崎のサービスで始まったが、サービスをキープすることができずにブレークされる。山外は確実に自分のサービスをキープし優位に進める。尾崎は第2セットを取って気が緩んだのかミスが多くなり山外が4-0とリード。尾崎がここで粘りを発揮し4-1となるが、連戦の疲れか元に戻すことができず6-1と山外が取り、初優勝を飾った。

 両選手は昨日での好試合、決勝戦での自分の持ち味を出し切って戦っていた。これから国内での大会が続きますが、体調を整えてより一層の活躍を期待します。この大会に日本テニス協会の盛田名誉会長が、若い2人のプレー観戦のために来場してくれたことは、選手はもちろんのこと関係者もたいへんな喜びでありました。

 最後になりますが、大会初日に申し上げたように、新旧の過度期、世代交代が浮き彫りになった大会でした。ベテラン選手も簡単に若手選手に勝たさぬよう奮起をしてもらいたい。上位に進出できなかった若手選手も猛練習をし、来年は好成績を期待します。

                                    日本テニス協会
                                      森 清吉  


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2012年08月30日

セキショウ国際女子オープン2012⑥

本戦2回戦(本戦第3日目)

 予選から勝ち上がった尾崎は、昨日第4シードでフォア・バック共に両手打ちのクンカム(タイ)の攻撃をフルセットの末、下しての進出。対戦相手の田中も予選上がりで好調をキープしている。今日の対戦相手田中も昨日と同じ両手打ちで、攻撃力が昨日より劣っているので、プレーをやり易かったのか、第1セットは7-5と接戦を制し、第2セットからは果敢に攻め抜き、準々決勝進出を決めた。昨日は、第1サービスが入らなかったが、今日は少し良くなってきていた。明日は、体力・パワーのある選手なので、どのようなプレーをするか楽しみである。これからは海外で活躍するためには格好の相手である。

 波形(第3シード)と対戦した山外も予選上がり。第1セットは積極的に攻撃するも波形の堅陣を崩すことが出来ずに終わった。第2セットに入ってから山外は持ち前の強打を発揮し4-2とリード。4-3、4-4とタイにされるが、その後5-4とリードする。セットポイントを2本握りながら落とし、5-5となる。山外もここまでと思われたが、攻撃を続けセットを1-1と振り出しに戻した。ファイナルセットは2-1と山外リードの時に、波形が持病の腰痛でメディカルタイムアウト(MTO)を取り中断。再会されたが、波形は完全には回復せず影響し、ミスを連発。4-1と山外リード。波形はここから開き直り4-4とするが、山外の攻撃を耐えることが出来ずに6-4で山外が勝利を得た。経験豊富な波形を破ったことは大きな自信になることでしょう。

 昨日第1シードを破った美濃越と大前の若手同士の対決は、第1セットはブレーク合戦で後半まで進み、美濃越が先に5-4リードでセットポイントを取るも、バックハンドのミスをして取ることができなかった。5-5からは、大前のフォアハンドの強打で打ち崩しセットアップをした。第2セット、美濃越は予選の2試合と昨日の奈良との戦いで、スタミナを消耗したのか元気がなく6-2で取られ敗退した。両選手とも第1サービスの確率が悪く、自分のペースに持ち込むことができず凡ミスを重ねた。日本人選手全般的に第1サービスの確率を上げないと上位選手との戦いは苦しくなると思います。

                             日本テニス協会
                               森 清吉
  


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2012年08月29日

セキショウ国際女子オープン2012⑤

本戦1回戦(2日目)

ビックリ!? 第1シード敗退

 第1シードの奈良と予選勝ち上がりの美濃越との対決は、共に現在20歳の戦いとなった。美濃越は予選からの好調をキープして伸びのあるボールで攻撃。一方、奈良は初戦のため、うまくリズムに乗ることができず、美濃越の攻撃に対処することができずミスを連発、第1セットを落とす。第2セットは、奈良が徐々に調子を取り戻し、美濃越の攻めを封じ、セットオールとする。ファイナルセットに入り、奈良はそのまま押し切ると思われたが、美濃越が攻撃の手を休めずに攻め続けて、相手のミスを連発させて金星を上げた。奈良は反撃を試みたが、フォアハンドのミスが響き、苦い敗戦となった。

 奈良の敗因は、通常上位のパワーがある選手と対戦することが多く、守勢にまわることが多いため返球する時にラケット面が若干上を向くようになる。今日は、その状態で攻撃してバックアウトのミスを重ねたと思われる。美濃越は、ランキング159位の奈良に勝ったことにより自信をつけたことでしょう。さらなる飛躍を期待したい。

 そのほか、予選勝ち上がりの山外は、元全日本チャンピオンの高雄に完勝。相変わらず好調をキープしている。今回好調の田中もイギリスのメラニーの強打を封じて勝利。

 若手の鮎川、布目、菅村は、第1セットに接戦するも未だ力不足で、本戦での勝利の夢は消えた。この経験を次にどのように生かすのか、本人およびコーチの手腕にかかっています。

                             日本テニス協会
                               森 清吉
  


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2012年08月28日

セキショウ国際女子オープン2012④

 本戦第1日目、シングルスは4試合が行われました。
 ワイルドカード同士の対戦となった桑田(早大)VS森崎(茨城県出身・富士見丘高)の試合は、森崎が25,000ドル大会のシングルス本戦初陣で緊張したのか、第1セットは足が地につかず自分のプレーが出来ずに終わり、第2セットからは精神的にも落ち着きを取り戻したが2-5とリードされる。そこから開き直り、3-5、4-5と追い上げたプレーは、森崎本来の持ち味である攻撃がショットに表れたが、あと1ゲームを取る力が現時点ではなく力不足であった。これから国際大会で勝つためには、サーブ力の強化が必要である。より一層の努力をし、来年の活躍を期待したい。
 もう一人のワイルドカードの祢宜(ねぎ・茨城県立藤代高)は、このセキショウ国際女子オープンに過去2回ダブルスで出場したこともあり落ち着いてプレーをしていた。昨年の準優勝のチャン(中華台北)に対して、良い試合をしていた。しかし、小柄な体格なので、これからはフットワークとパワーアップをつけるトレーニングをしてもらいたい。
 大前はフルセットの末に勝った。フォアハンドは攻撃力がありよかったが、バックハンドはスイングに切れがなくボールの伸びを欠いていた。イージーボールになることが多く、相手にチャンスを与えていたのが気になった。
 ダブルスでは、第1シードの青山・藤原組が出場し、若手の美濃越・布目組を多彩なショットで翻弄し2回戦に進出した。
 明日は、第1シードの奈良に予選勝ち上がりの美濃越が挑戦。どのような戦いをするか楽しみである。他にも楽しみな対戦が多くあるので、ぜひ観戦に来て下さい。

                           日本テニス協会
                             森 清吉
  


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2011年08月31日

セキショウチャレンジオープン②

 8月30日、大会3日目が無事に終了。本戦1日目、シングルス11試合、ダブルス5試合を終了した時点で、大会を展望したい。
 ランキング順位で見ると瀬間姉妹・飯島・石津・江口・大前の各選手の中で、10代の若手選手の成長振りが目にとまる。石津は、50,000㌦大会のカンガルーカップ優勝後、新潟国際では瀬間(詠)と決勝を戦い2位、タイのパタヤ(25,000㌦)2位(決勝の相手は、大前)の成績を残し、江口は、軽井沢国際優勝、有明国際2位(決勝の相手は、大前)。大前は、石津・江口との決勝に勝ち抜き、パタヤ、有明に優勝している。3名は同級生でもある。
 この3選手が、如何に上位の選手と戦うかがカギになるのではないかと考える。さて、実際の組合せであるが、大前が本戦2日目(1回戦)に第1シードの瀬間(詠)と対戦する。大前にとって強敵ではあるが、今シーズンの好調さを出せれば、飛躍する大きなチャンスであることに間違いない。注目の対戦である。順調に行けばこの勝者と、2回戦で当たる石津・江口の勝者との対戦が準決勝で見られるかもしれない。瀬間姉妹にとっても簡単に負けるわけにはいかない大会である。石津もダブルスでは本来の良さが出ておらず、1回戦で敗退。調子を戻さないと苦しいだろう。江口は昨年の大会へWCで出場した時と比べてもかなり伸びているように見える。
 第2シード 瀬間(友)の対戦相手(本戦2日目1回戦)シュウは、きれいなテニスをするので、組みやすい相手であろう。飯島はNYから帰国直後の試合となり、コンディションがどうか?予選勝ちあがりのフゥーは、基本に忠実な選手でやりやすいかもしれないが。
 過去の大会を見ても、シード選手・注目選手が優勝しているかというと、必ずしもそうではないところがテニスのおもしろいところでもある。
 何れにしても全体的にレベルが上がっており、見所のある対戦が多い大会と言えよう。
             
 大会コメンテーターの森清吉さんからお話をお伺いいたしました。
  


Posted by challenge_open at 08:54Comments(0)☆注目選手