2013年08月30日
セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2013 ⑦
澤柳対日比野
澤柳は、昨日危惧した通りになってしまいました。今日は左足のテーピングは巻いていなかった。少しは回復したのか期待したが、疲労の度合いが酷く日頃の溌剌したプレーを発揮する事が出来なかった。
いつもは、自分のヒッティングポイントでボールを打っていたが、故障の影響で打つ時に溜めが無く、早く打つため、ボールに威力が無くコースも読まれ、ミスも早くなってしまった。本来の体調で対戦すれば、この様な簡単な内容にはならなかったでしょう。
大会では、1回戦から決勝まで5試合を要するので、その分の体力は必要です。
技術、精神は勿論ですが体力の強化に努めてもらいたいものです。
「心・技・体」
日比野は今日で3試合目。体力的にも1・2回戦を無難に勝ち進んでいたのでスタミナは十分。日比野はバランスが良いので無理がありません。フォワ、バック共に欠点が無く、攻撃も出来るし、チャンスとなればネットにでる積極性も有ります。気になった点は、サービスでのスイングスピードが無かったが、最終ゲームでの2本のサーブスを見ると心配する事は有りません。フォームも良いので気持ちの問題でしょう。すべての点でバランスが良いので期待が持てる選手です。より一層の努力でレベルアップを計って下さい。
ハン対瀬間
瀬間は、昨日の予想通りのプレーで第1セット6-1、第2セット5-2とリードする。勝ちが見えたところでミスをしないようスピードを落とした為、ハンの攻撃を許し5-7で取られる。
今日は温度が高いため、ヒートルールが適用10分間の休憩を生かした。瀬間は本来の調子を取り戻し、相手の勢いを止めファイナルは6-1で取り準決勝に進出。リードしてもちょっとした油断からピンチを迎えた一戦であった。
ヨャン対加藤
加藤は今日で5試合目。昨日はフルセットの接戦で勝利したが、今日も中国選手との対戦。昨日と同じ様なプレースタイルなので、同じ戦法が通じるかどうか?
第一セットの出だしは相手の強打で2-0とリードされるが、加藤は序々に相手のペースを崩しミスを誘い、第1セットを6-3で取る。第2セットに入っても、加藤は相手の攻撃を、緩急を旨みに使い、相手の反撃を許さずストレートで勝利した。加藤の勝利に対する執念と図太さが見られた戦いであった。ギャラリーも加藤のプレーに拍手を送っていた。
いよいよ準決勝です。
日比野対加藤
18才同志の対決です。ここまで苦戦をせずに勝ち上がった日比野に対し、加藤は6試合目。日比野はダブルスも出場していて7試合目。シングルスの運動量とダブルスの運動量とは格段の差があります。
加藤はどこまでの疲労回復が取れているのでしょうか?日比野はバランスが良く高い打点からの攻撃でチャンスを生かせるか?
加藤は連日中国選手の攻撃に対し、すばらしいカバーリングで勝利を得ている。個性的な加藤と、オーソドックスな日比野の戦いはどちらが勝利を得るでしょうか? 楽しみな一戦です。
ドロテヤ対瀬間
唯一シードをキープしている瀬間。今日は油断から第2セットを失いました。昨日の一戦は、この様な事は無いでしょう。ドロテヤは左利きのサーブとバックの強打が持ち味。フォワハンドはトップスピンで打つが、スピードが無いので瀬間は対処しやすいでしょう。緩急を付けてペースを崩し、最後のポイントまで集中し、プレーが出来れば勝利は間違いないと思います。
ダブルス決勝
リー/宮崎 対 チャン/シュウ
第1シード組に勝った、リー/宮崎組と、第2シードのチャン/シュウ組が優勝を賭けて戦います。
チャンはパートナーは異なりますが、2008年と2011年に優勝しているダブルスが得意な選手です。今年もパートナーのシュウを上手に導き、3回目の優勝を目指します。
一方、リー/宮崎組は初めての決勝進出、二人とも派手さはありませんが、基本に忠実なプレーをしっかりしており、ダブルスの参考になるのではないでしょうか?
実力的には、チャン組が優勢ですがダブルスは一つの流れにより大勢が変わりますので、最後まで勝敗はわかりません。
公益財団法人 日本テニス協会
森 清吉
澤柳は、昨日危惧した通りになってしまいました。今日は左足のテーピングは巻いていなかった。少しは回復したのか期待したが、疲労の度合いが酷く日頃の溌剌したプレーを発揮する事が出来なかった。
いつもは、自分のヒッティングポイントでボールを打っていたが、故障の影響で打つ時に溜めが無く、早く打つため、ボールに威力が無くコースも読まれ、ミスも早くなってしまった。本来の体調で対戦すれば、この様な簡単な内容にはならなかったでしょう。
大会では、1回戦から決勝まで5試合を要するので、その分の体力は必要です。
技術、精神は勿論ですが体力の強化に努めてもらいたいものです。
「心・技・体」
日比野は今日で3試合目。体力的にも1・2回戦を無難に勝ち進んでいたのでスタミナは十分。日比野はバランスが良いので無理がありません。フォワ、バック共に欠点が無く、攻撃も出来るし、チャンスとなればネットにでる積極性も有ります。気になった点は、サービスでのスイングスピードが無かったが、最終ゲームでの2本のサーブスを見ると心配する事は有りません。フォームも良いので気持ちの問題でしょう。すべての点でバランスが良いので期待が持てる選手です。より一層の努力でレベルアップを計って下さい。
ハン対瀬間
瀬間は、昨日の予想通りのプレーで第1セット6-1、第2セット5-2とリードする。勝ちが見えたところでミスをしないようスピードを落とした為、ハンの攻撃を許し5-7で取られる。
今日は温度が高いため、ヒートルールが適用10分間の休憩を生かした。瀬間は本来の調子を取り戻し、相手の勢いを止めファイナルは6-1で取り準決勝に進出。リードしてもちょっとした油断からピンチを迎えた一戦であった。
ヨャン対加藤
加藤は今日で5試合目。昨日はフルセットの接戦で勝利したが、今日も中国選手との対戦。昨日と同じ様なプレースタイルなので、同じ戦法が通じるかどうか?
第一セットの出だしは相手の強打で2-0とリードされるが、加藤は序々に相手のペースを崩しミスを誘い、第1セットを6-3で取る。第2セットに入っても、加藤は相手の攻撃を、緩急を旨みに使い、相手の反撃を許さずストレートで勝利した。加藤の勝利に対する執念と図太さが見られた戦いであった。ギャラリーも加藤のプレーに拍手を送っていた。
いよいよ準決勝です。
日比野対加藤
18才同志の対決です。ここまで苦戦をせずに勝ち上がった日比野に対し、加藤は6試合目。日比野はダブルスも出場していて7試合目。シングルスの運動量とダブルスの運動量とは格段の差があります。
加藤はどこまでの疲労回復が取れているのでしょうか?日比野はバランスが良く高い打点からの攻撃でチャンスを生かせるか?
加藤は連日中国選手の攻撃に対し、すばらしいカバーリングで勝利を得ている。個性的な加藤と、オーソドックスな日比野の戦いはどちらが勝利を得るでしょうか? 楽しみな一戦です。
ドロテヤ対瀬間
唯一シードをキープしている瀬間。今日は油断から第2セットを失いました。昨日の一戦は、この様な事は無いでしょう。ドロテヤは左利きのサーブとバックの強打が持ち味。フォワハンドはトップスピンで打つが、スピードが無いので瀬間は対処しやすいでしょう。緩急を付けてペースを崩し、最後のポイントまで集中し、プレーが出来れば勝利は間違いないと思います。
ダブルス決勝
リー/宮崎 対 チャン/シュウ
第1シード組に勝った、リー/宮崎組と、第2シードのチャン/シュウ組が優勝を賭けて戦います。
チャンはパートナーは異なりますが、2008年と2011年に優勝しているダブルスが得意な選手です。今年もパートナーのシュウを上手に導き、3回目の優勝を目指します。
一方、リー/宮崎組は初めての決勝進出、二人とも派手さはありませんが、基本に忠実なプレーをしっかりしており、ダブルスの参考になるのではないでしょうか?
実力的には、チャン組が優勢ですがダブルスは一つの流れにより大勢が変わりますので、最後まで勝敗はわかりません。
公益財団法人 日本テニス協会
森 清吉